2023年12月26日火曜日

プライベートスタジオ

 大好きなレコーディング雑誌にこの時期、色んなアーティストや作家さんのプライベートスタジオを紹介する特集が掲載されて今年も掲載されていました。

毎年買うのですがここ最近どうも紹介されるスタジオの傾向が違う。

とても興味深いことには変わらないんだけど、「プライベート」とは言い難い普通のレコーディングスタジオと大した変わらないようなものが多くなった気がします。

もちろん悪くないし素晴らしいなと思うんだけど、僕にとって「プライベートスタジオ」って音楽が産まれる場所としては変に特別な場所じゃない方が良い。

半分日常、半分非日常くらいがベスト

手元にすぐ書き留めておける五線紙と鉛筆があって、スイッチ一つでシンセでもなんでもいいから音が出せればまずはOK。(ピアノはちょっと置けるような物件じゃない)

なんか気になる音があったらすぐにマイク出して音録れたり。

居心地の良さも大事。


2023年12月21日木曜日

九のアルバムが配信でも聴けるようになりました




寒くなってまいりましたが みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ワタクシは普段の生活でなるべく湯に浸かって体を温めてます。ぬるま湯に長めに入るのが好みっす。

寒暖差が大きいときはお風呂がいいらしいですよ。
体が資本ですからねぇ。


ささ、タイトルのお話なんですけど、先日発表した九のアルバム『Merge』が配信でも聴けるようになりました。

主要な配信サイトのURLを貼っておきますね。


LINE MUSIC
https://music.line.me/webapp/album/mb0000000003262961

Spotify
https://open.spotify.com/intl-ja/album/0ecLm2h80BOGdYUWe9N9zw

Apple Music
https://music.apple.com/jp/album/merge/1713458000


たくさんの人に聴いていただけると嬉しいです。

2023年9月14日木曜日

やっぱライヴはいいね!



九の1stアルバム、リリースライブ

おかげさまでビックリするくらいたくさんのお客様にご来場いただき無事に終了しました!

ちょっと大袈裟な話だけど今回のライブは終わって結果がダメだったら自分の音楽人生考え直さないとかな、くらいに思ってたんで、ステージに立っててこんなに喜んでもらえて本当に嬉しかったです。




ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございます。

これからも良い音楽を創っていけるよう頑張ります。


何より今回のライブで素晴らしい演奏をしてくれたサポートメンバーにこの場を借りてお礼をしたいと思います。

base
鳴海克泰



drums
国領隆行




最後に「九」の田窪一盛と倉橋圭



2023年8月22日火曜日

ピアノの試奏

2023/08/22 午前3時43分
こんな時間にブログの更新です。

ちょっと長いよ(笑)

今日結構色々仕事したのにいざ布団入ったら全然眠れないのよ。
なんでだろね?

寝るのは諦めて、先日とある楽器屋さんで試奏させてもらったピアノについて書こっかなぁと思います。

全部YAMAHAのピアノです。
YAMAHAのピアノって一般的と思われがちだと思うんですが、ちゃんと音作りも含めた調律をした楽器は本当にいい音がします。
出音が素直な感じなのが一番好きなところです。

たくさんグランドピアノが並んでるサロンを一個ずつよーく見ながらチョロチョロしてたら
お店の方が「試奏されますか?」とお声をかけてくださいました。

今回試奏させてもらったのは下記の3つです。いずれもコンサートグランドではないです。

・C3x
・C3x espressivo
・S6X

C3x
最初のC3xは多分一番一般的な家庭でおけるグランドピアノだと思うんですけど、あんまりそういうことを感じさせない音のふくよかさがありました。特に中域。

C3x espressivo
これはC3xの上位版みたいな感じでした。どの音もC3xより丸くコーティングされた、良い意味で少し霧がかった音がしました。
テンションの多い和音などを弾いて確かめた時に特に思いました。あとはオープンボイスの和声とか。ざっくりだけどフランス近代の曲とかよく合うんじゃないかと思います。

S6X
元々「X」がついてない「S6」って機種のピアノが好きだったので思った通りの音でした。
マイクやモニタースピーカーのエイジングと同じように、ある程度時間演奏されて味がでる印象があるので、これもそんな感じになるかな?と思いました。


更に細かく


3つ弾かせてもらったあとにお店の方から「高音や低音でだいぶ違いますよ」って言われたんで
「すみません!もう一回全部弾き直してもいいですか?」と聞いたら快くOKしてくださって、(なんてステキな店員様・・・)再度全部弾き比べました。


C3x
すっごい直線的で固い音がしました。良くも悪くも、どの時代の音楽でもとりあえずは合いそう、みたいな感じ。
個人的な印象ですけどベートーヴェンやロマン派の派手な曲(あえて曲名はいいません)
あと、お子さん向けの練習曲みたいなものに合うだろうという印象を受けました。
総合的に言うと「これ買っとけばとりあえずダイジョブっしょ」みたいな感じでしょうか。


C3x espressivo
これは「表現」を主眼をおいた音でした。非常に音が柔らかく、和音を弾いたときに出てくる
「もわ〜〜ん」とした包み込まれるような響きがしました。
この機種、譜面台に穴開けてるんです。
あの譜面台って実は結構邪魔で(笑)譜面台ごと外して弾くとビックリするくらい違う響きがするんです。
それをその穴でちょっとでもその響きを届けようという気概が見えて本当に良いピアノだと思いました。


S6X
思った通りの調和する音でした。C3xで「直線的」って書きましたけど、それって個々の音は際立つけど和音を弾いたときにどれだけ調和するかっていったら、あんまりしないんですよね。
S6xの方がしっかりと調和する。グレードも高いピアノなので当たり前なのかもしれませんけど、ずっとS6が好きだったワタクシとしては「やっぱ良いピアノだなぁ」と思いましたとさ。


ちょっと心残りなのが全部のピアノでバッハのコラールを弾けばよかったと思いました。


ずいぶん長くなっちゃったf(^^;)

とある楽器やこと、銀座の山野楽器さんでのことでした。
あ〜〜〜あんな良いピアノ欲しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2023年6月7日水曜日

柴橋伴夫の詩的地平



前回のブログでお知らせした札幌でのコンサート、無事に終わりました。

内容は詩人・柴橋伴夫さんの「22の詩のフラグメント」という22の詩に僕が所属する北海道作曲家協会の作曲家10名が分担して曲をつけて一つの声楽組曲にする、という実験的でよく考えたらかなり画期的な企画でした。
僕はその内の3曲を書き出品しました。

編成はソプラノ・アルト・テノール・バリトン & ピアノ

この中から色々チョイスして良いよ、ってことだったんですが、
僕は「4声あるんだったら合唱曲書けるじゃん!やったぜ!」しか頭になく書いた三曲、全部4声の合唱曲を書きました。
僕バッハの合唱曲が大好きなんです。それ以外の作曲家にもたくさん好きな合唱曲はありますけどバッハのマタイ受難曲は別格ッス。

ただちょっと困ったことがあって出来上がった曲10名分、全部フタを開けてみると
1曲で4声全部使っているのが僕しかいなかった(笑)

みんなソプラノとアルト+ピアノだったりテノール+ピアノといった構成だったので通して聴くと目立っちゃってちょっと恥ずかしかったです。

ただ10名も異なる作曲家が分担して曲を書いて、一つの組曲として成立させると全体的にチグハグになってもおかしくないのですが、何故か通して聞くと、まとまりのある奇跡的な組曲になりました。
これには心底驚きました。

なんでそうなったのかは柴橋さんの詩の世界観が良い意味で強かったんだと思います。

そんな柴橋さんは北海道(っていうか日本)を代表する書家の、「中野北溟先生」と縁深く、その中野北溟先生は、これまた書家である叔母「紅林幸子」の師匠の内の一人。
北溟先生と叔母の作品が展示される創玄書道展は欠かさず観に行っており、その作品を見るたびに心打たれておりました。
中野先生も叔母も来場していたので叔母を通して初めてご挨拶もできました。
なんという偶然と巡り合わせでしょうね。
こんな幸せなこと、なかなかないと思うんだよな。

コンサート自体も立ち見が出てしまう盛況な公演となりました。

この企画に関われたことに心より感謝します。


下から僕が担当した分の曲のリハーサル音源を聴けます。
(小さいレコーダーで録ったものだけどね)

22の詩のフラグメント"12 小さな鳥は"

22の詩のフラグメント"21 いろんな線が 22 かたちのピアニッシモ"


とにかく良い経験になった!!

2023年5月30日火曜日

コンサートの情報(札幌だよ)


最近、運動不足解消にとプールに行ってます。家の近所に公営のがあって格安!


最初ぎこちなかったけどだんだん感覚が戻ってきてスイスイ泳げるようになりました。
そしたら突然後ろからものすごい勢いで玄人に抜かれました。
ヤツのことは「ポルシェ」って名付けました。




コンサートの情報お知らせしますね。

サッポロ・アートラボとの連携企画のコンサートに合唱曲を出品します。

柴橋伴夫さんの<22の詩のフラグメント>という作品で22ある詩を北海道作曲家協会の会員がそれぞれ2〜3曲ずつ曲をつけるという内容で倉橋は3曲出品します。

よくよく考えたら合唱曲を作曲するのって初めてで最初は戸惑いもありましたけど出来上がった作品は現代的でもあり古典的な手法も入っており気に入ったものになりました。

もちろん初演なのでまだ僕自身一度も聴いてません。
僕が一番楽しみにしてるかも(笑)


今週の土曜です。よろしければぜひ!

日 時:2023年6月3日(土) 開演 13:00
入場料:一般2,000円(全席自由)
会 場:ザ・ルーテルホール
    札幌市中央区大通西6丁目 011−251−1311

チケット取扱
 道新プレイガイド(0570-00-3871)
 札幌市民交流プラザチケットセンター

2023年2月14日火曜日

模様替え好き

家で作業していると機材の配置って結構重要で、その時やってる仕事に合ったものを手元においたり、あまり使わなくなったものは避けておいたりします。

これは主にメインのデスク周りに限った話ですけど、他にちょっとした変更とかをするのが大好きなんです。要は模様替えです。

昔っから模様替えが大好きで、しかも思い立ったらすぐに始めないと気がすまなく今日はそれが久しぶりに発動しました(笑)これは完全に母親に似ました。母も全く同じことします(笑)
「血は争えないわねww」

ビフォーを取るのを忘れたのでアフターしかないんですが、電源をほとんど入れることのないラック機材を別な場所に移してこんな感じにしました。



サブモニターにしていた写真のスピーカーがしばらく活躍の機会がなくてもったいないなと思っていたので真ん中のシンセで游ぶ用&音楽を聴く用として使えるようにしました。

iPadやiPhoneで音楽聴くにはさすがに音が残念な感じだし、かと言って仕事してないときに「ちょっと音楽聴きたいな」って思ったときに機材の電源全部入れるのも億劫だし、、。

このスピーカーとシンセをおいてあった場所には写真の通りミキサーを置きました。

気分も一新していい感じっす。

明日はサイトでご案内している通り九のワンマンライヴです。
たくさんのご来場心よりお待ちしております!