2017年10月18日水曜日

時間の感覚と創造について

ここ最近、今までに無いような時間の感覚を覚える事が多いんです。

過去のことをヤケに思い出したり、特に子供の頃のことを思い出したりして。
アナクロは好きじゃないので、常に新しいことに興味を持っていたいんですけど
Yotubeとかで古い映像とか見ちゃうんですよね。

懐古主義になっちゃったのかな?と思ったんですけどこんな記事を見つけました。

ノスタルジーの正しい使い方は「過去と現在を結びつけること」


時間感覚の狂いに絞って考えたら、一番大きなことは映像技術の進化だと思うんですよね。
8ミリのビデオカメラがコンシューマー向けに普及仕出した頃からですかね。
簡単に過去の自分や風景をみることができる。
良く言えば記録や思い出を残せるんですが、悪く言えばそこから先に進めないこともあるんですよね。

特に今はケータイで簡単に動画を撮れちゃうし。
その時の楽しい時間を収めるという意味で、記録を残せることは良いことなんだけど、たまに「ちゃんと自分の目と耳で刻み込みなさいよ」って思うんですよね。
おじーちゃんみたいなこと言ってますけど(笑)理由があって


作曲という行為はそれ自体に矛盾があるんです。
というのも一般的に言う「作曲」は「新しい曲を創る」というのが主です。

しかしながら、曲を創るときは、過去に聴いたいろいろな作品や、勉強をした技法を基に創作を行っているんです。

つまり、ゼロから創っていることって全く無いわけです。

だったら開き直った方がいいと思うんですよね。懐古的なものを基に新しいもの見い出したり、古典的な作曲技法をあえて使ったりと。

温故知新って本当に良い言葉だと思っています。